16世紀に海を渡った日本のヤブツバキ

弊社の創業者であり現代表の日原行隆が敬愛して止まない宮澤賢治は、農業と芸術が人生の両輪だと言っていました。宮澤賢治の考えに共感し、彼の詩「雨ニモマケズ」を社訓代わりの「志(こころざし)」に据えている弊社は、宮澤賢治の考えに沿って芸術活動もしております。

16世紀に交流が盛んになったポルトガルには、日本のヤブツバキが渡り、今でも樹齢400年以上の古木があります。ポルトガルの北部では、今でも「椿」は「ジャポネイラ(日本から来たもの)」と呼ばれており、これが弊社のブランド名の由来でもあります。

西洋でも大変愛されている椿ですが、250年前にロンドンに持ち込まれたのがヨーロッパでは最初という見解が広く認知されています。このとき持ちこんだカメル牧師の名前から、椿には“camellia”という英名がつけられました。一方で、ポルトガルには400年以上前の日本に火縄銃が伝わったころに、お茶に混じって貿易船に椿が載せられてやってきたという伝承があります。真冬に真っ赤な花を咲かせるとても珍しい植物として大変珍重され、名前が無いので「日本から来たもの」という意味を込めて“Japoneira”と呼ばれるようになり、今でも方言として残っています。この逸話を裏付けるような、樹齢400年といわれる椿が、ポルトガル北部の都市ポルトを流れるドール河の対岸にある伯爵邸に生きており、ポルトの町は椿でいっぱいです。

ポルトの樹

400年椿の花

持ち込まれた木を母としてヨーロッパでは観賞用の育種改良が進み、改良によって生まれた大輪の椿は、その華麗さによって王侯貴族の間で大ブームになり、人々の憧れの花となりました。そんな貴族文化を背景にして、椿は芸術のモチーフにもなりました。1848年にデュマ・フィス(フランス)が小説「椿姫」を著し、それを原作にして1853年にジュゼッペ・ヴェルディ(イタリア)が、オペラ「ラ・トラヴィアータ(椿姫)」を作曲しました。椿の花を愛するがゆえに椿姫と呼ばれるヴィオレッタと、青年貴族アルフレードとの悲恋を描いた作品で、現在でも世界中で愛され、上演され続けています。

弊社では、椿にまつわるさまざまな文化の紹介を通じて、椿オイルの魅力を伝えていきたいと思っています。また、その活動によって、地元・伊豆大島の発展にも寄与していきます。

​ポルトガル

​国際ツバキ大会

椿弦楽四重奏団

弊社では、宮澤賢治が設計し、当時の村の鍛冶屋に作らせた4面の譜面台をミリ単位で計測して、彫金家の設計図通りのレプリカを3台制作し、1台を宮澤賢治記念館に寄付しましたが、残りの2台を使って毎週練習し、定期的に演奏会を開催しているのが「椿弦楽四重奏団」です。

コンサート風景(大島)

譜面台レプリカ

2007年2月 第1回椿弦楽四重奏団コンサート〔大島〕

2007年9月 椿弦楽四重奏団コンサート〔新島〕

2008年11月 第1回花巻椿弦楽四重奏団コンサート〔岩手/宮沢賢治記念館〕

2009年9月 宮澤賢治譜面台複製完成記念 第2回花巻椿弦楽四重奏団コンサート〔岩手/宮沢賢治記念館〕

2010年3月 宮澤賢治譜面台複製完成記念 第2回椿弦楽四重奏団コンサート〔大島〕

2010年9月 第3回花巻椿弦楽四重奏団コンサート〔岩手/宮沢賢治記念館〕

2011年9月 第4回花巻椿弦楽四重奏団コンサート〔岩手/宮沢賢治記念館〕

2011年9月 気仙沼大島復興支援  椿弦楽四重奏団コンサート〔宮城〕

2012年5月 第3回椿弦楽四重奏団コンサート〔大島〕

2012年9月 第5回花巻椿弦楽四重奏団コンサート〔岩手〕

2012年9月 気仙沼大島復興支援  椿弦楽四重奏団コンサート〔宮城〕

2013年6月 第4回椿弦楽四重奏団コンサート〔大島〕

2013年9月 第6回花巻椿弦楽四重奏団コンサート〔岩手/賢治の広場〕

2014年9月 第7回花巻椿弦楽四重奏団コンサート〔岩手/羅須地人協会〕

2014年10月 第5回椿弦楽四重奏団コンサート〔大島〕

2015年6月 第6回椿弦楽四重奏団コンサート〔大島〕

2015年9月 第8回花巻椿弦楽四重奏団コンサート〔岩手/羅須地人協会〕

2016年6月 第7回椿弦楽四重奏団コンサート〔大島〕

2016年9月 第8回花巻椿弦楽四重奏団コンサート〔岩手/イーハトーブ館〕

2017年6月 第8回椿弦楽四重奏団コンサート〔大島〕

​2018年6月 第9回椿弦楽四重奏団コンサート〔大島〕

2019年4月 第10回椿弦楽四重奏団コンサート〔大島〕

開催実績

オペラ椿姫

伊豆大島に現役のオペラ歌手をお招きして開催しているのが、オペラ「椿姫」コンサートです。平成18年9月の「乾杯の歌」から始まり、翌19年には伊豆大島の中学生を無料招待して「椿姫」全3幕のストーリーを追ったダイジェスト版の演奏会も開催しました。初めて生のオペラを聴いた生徒さんたちが熱心に観賞する姿に、ステージに立った歌手の皆さんが熱演で応える様子が印象的でした。平成20年には、一般の島民の方々も無料でご招待し、オペラの合唱部分では町民有志の皆さんにも参加していただく試みもできました。有志の方々が晴れやかに「乾杯の歌」を歌う姿は、たいへんご好評をいただき、オペラをより身近に感じていただけたと確信しております。

オペラ「椿姫」コンサートを通じ、400年も前に日本からヨーロッパへと渡っていった椿の花が、オペラという芸術になって、故郷に帰ってきた―そんなロマンを感じていただければと願っています。

2006年9月 第1回オペラ「椿姫」コンサート〔大島〕

2007年2月 第2回オペラ「椿姫」コンサート〔大島〕

        <全国椿サミット伊豆大島大会にて>

2007年9月 第3回オペラ「椿姫」コンサート〔大島〕

2008年9月 第4回オペラ「椿姫」コンサート〔大島〕

        <大島町民有志による合唱参加>

2009年9月 第5回オペラ「椿姫」コンサート〔大島〕

2010年10月 第6回オペラ「椿姫」ピクニックコンサート〔大島〕

2011年10月 第7回オペラ「椿姫」ピクニックコンサート〔大島〕

2012年11月 第8回オペラ「椿姫」コンサート〔大島〕

2014年2月 第9回オペラ「椿姫」コンサート〔大島〕

2015年10月 第10回オペラ「椿姫」コンサート〔大島〕

2016年11月 第11回オペラ「椿姫」コンサート〔東京〕

2017年10月 第12回オペラ「椿姫」コンサート〔東京〕

​2018年10月 第13回オペラ「椿姫」コンサート〔東京〕

開催実績

アズレージョ(ポルトガル語:azulejo)

ポルトガルやスペインで生産される、上薬をかけて焼かれたタイルがアズレージョ。 典型的なポルトガル伝統文化として5世紀もの間焼き続けられてきました。この伝統文化をポルトガルで修業して受け継いだアズレージョ陶芸家白須純氏の活動を支援し、椿の花をモチーフにした作品を弊社でも販売しております。